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糖尿病の検査

糖尿病に関する主な検査は、血糖値、HbA1c、グリコアルブミンです。尿検査も同時に行われることが多いです。それらについて説明させていただきます。

血糖値とHbA1c

健康診断や病院の検査で「HbA1c」という数字を見たことはありますでしょうか? 血糖値と並んでよく見る項目ですが、いったい何を表しているのか疑問に思う方も多いと思います。

血糖値は、その瞬間の血液中のブドウ糖の濃度を示す数値です。空腹時に測ると低めに、食後に測ると高めに出るのが特徴です。いわば「いま現在の状態」を示すものです。そのため、検査するタイミングによって結果が大きく変わることがあります。

HbA1cは、赤血球の中にあるヘモグロビンというタンパク質に、血液中のブドウ糖が結合した割合を示しています。赤血球の寿命は約120日ですので、HbA1cは過去1〜2か月の平均的な血糖の状態を反映します。

血糖値だけでは、一時的に上がったのか、慢性的に高いのかが分からないという弱点があります。そこでHbA1cを併せてみることで、「この1〜2か月の血糖の平均値」を確認できるのです。両方とも糖尿病の診断や治療効果の判定に欠かせない検査です。

一般的に、

  • 空腹時血糖値 100mg/dl未満、食後血糖値 140mg/dl未満
  • HbA1c  5.9%以下

が正常です。

グリコアルブミン(GA)

ヘモグロビンにブドウ糖が結合したものがHbA1cと言いますが、アルブミンにブドウ糖が結合したものをグリコアルブミン(GA)といいます。

HbA1cは過去1〜2か月の平均的な血糖の状態を反映しますが、GAはアルブミンの寿命がおよそ17日ですので、2〜3週間前の平均的な血糖値の状態を反映します。つまりより最近の血糖値の変動を評価することができます。正常値はGA 17%未満です。

まとめ

血糖値は「そのときの血糖の状態」、HbA1cは「過去1〜2か月の平均的な血糖の状態」、グリコアルブミンは「過去2〜3週間の平均的な血糖の状態」を示します。そして、それぞれを組み合わせることで、糖尿病の診断や治療の効果判定がより正確になります。

 


尿検査

糖尿病と聞くと、血液検査の血糖値ばかりに目が向きがちですが、尿検査も非常に重要な検査のひとつです。尿検査では、糖尿病の進行状況や合併症の兆候を早めに見つけることができます。特に糖尿病性腎症は糖尿病の3大合併症の一つして重要です。尿検査は腎臓の状態を知る上で欠かせない検査です。

高血糖が長く続くことで、腎臓の細い血管が傷つき腎臓の機能が悪くなる状態を糖尿病性腎症といいます。進行すると腎不全となり、人工透析が必要になることもあります。

この糖尿病性腎症は初期段階では症状がありませんので、定期的な尿検査が重要になります。最もよく使われるのが「尿中アルブミン」です。

通常では尿にほとんど出てこない「アルブミン」というたんぱく質が尿に出ているということは、腎臓の機能に障害が出始めているというサインと考えられます。また、少しのアルブミン尿でも将来の心臓・血管の病気のリスクが高いとされていますので、注意が必要です。

尿検査を積極的にやりましょう

尿検査では尿糖や尿たんぱく、潜血なども調べることで、その他の腎臓や泌尿器系のトラブルの早期発見につながります。検査は簡単で、トイレで尿を取るだけです。苦痛もなく、費用も比較的安価なため、継続しやすいという利点もあります。

糖尿病の治療において大切なのは、血糖値だけを追いかけるのではなく、「合併症をいかに防ぐか」という視点です。自覚症状が出る前に変化をとらえるためには、定期的な検査が重要です。

特に糖尿病の治療歴が長い方、高血圧症や脂質異常症を伴っている方は、腎症のリスクが高いため数ヶ月ごとにの尿中アルブミン検査が推奨されます。

 


患者さまへ

当院では、それぞれの検査から患者さまの病態に合った検査を選択しています。尿検査も非常に重要ですので定期的に行っていただいております。

西東京市、東久留米市にお住まいの方へ。糖尿病診療は糖尿病専門医のいる「はたけやま内科クリニック」へご相談ください。

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