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明治「ヘモグロビンA1c対策ヨーグルト」とは?

[2025.12.10]

株式会社明治から、HbA1cの低下効果があるとされる「明治ヘモグロビンA1c対策ヨーグルト」が話題になっています。

世界初※!健康な方の高めのヘモグロビンA1c低下をサポートする機能が報告されているMI-2乳酸菌入り 「明治ヘモグロビンA1c対策ヨーグルト 」「明治ヘモグロビンA1c対策ヨーグルトドリンクタイプ」2025年10月14日発売/全国 | 2025年 | プレスリリース・お知らせ | 株式会社  ...

12週間続けて食べると、HbA1cが0.1%低下したというデータが示されています。確かに数字としては下がっているのですが、注意すべき点があります。

 治験では、成分の入っていない「プラセボ」を食べたグループでも、HbA1cが0.05%低下していました。

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これは、「効くはず」という期待、行動の見直し、生活リズムの変化などによって、心理的作用でも血糖値が少し改善することがあるためです。

統計的には確かに良い結果でしたが、HbA1c 0.1%の低下がどれくらい意味があるかは慎重に考える必要があります。

糖尿病の方・血糖値が高めの方に本当に効果が期待できるの?

若く活動量が多い方の目標はHbA1c 6%未満、多くの薬を飲んでいるご高齢の方では HbA1c 7%前後 が目安になります。HbA1c 0.1%の変化は、採血条件・体調・検査誤差の範囲で起こるレベルです。

また、ヨーグルトを3か月食べ続けるよりも、「1日の座位時間を減らす」「よく噛んでゆっくり食べる」といった生活習慣のほうが、HbA1c 0.1%以上下がる可能性は十分にあります。

最も避けたいのは「受診の遅れ」

この商品の一番の懸念点は、本来は医療機関で評価すべき人が“様子見”になってしまうことです。

例えば、「1型糖尿病の初期」「すでに糖尿病の合併症が始まっている状態」「血糖が急速に悪化しているケース」では、数か月の遅れが大きな不利益になることがあります。

「明治ヘモグロビンA1c対策ヨーグルト」は新しい発想の食品で、乳酸菌という点では私も肯定的です。ただし血糖改善を期待して食べ続けるのは、人によっては危険になる可能性があることを忘れないでください。

「健診で血糖が高いと言われた」「両親が糖尿病なので自分も心配」「最近、体重増加が気になる」などがあれば、まずは「はたけやま内科クリニック」へご相談ください。正確な評価と、適切な治療・生活アドバイスをさせていただきます。

よろしければ「当院の糖尿病診療」もご覧ください。

 

この記事を書いている人

 

はたけやま内科クリニック

院長 畠山佳之

 


資格

 

  • 日本糖尿病学会 糖尿病専門医
  • 日本循環器学会 循環器内科専門医

 

参考サイト

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