低血糖の危険性が高い薬
最近はわりと一般的になりましたが、低血糖の危険性についてお話しします。
低血糖は危険!
低血糖とは、血糖値が必要以上に下がってしまい、「ふらつき」「冷や汗」「動悸」「強い眠気」などの症状が出る状態です。重症になると、「意識障害」「けいれん」を起こし、最悪の場合、脳に後遺症が残ることもあります。

特に高齢の方や腎臓の働きが弱っている方は、低血糖が起こりやすく、回復にも時間がかかります。そのため最近では、低血糖を起こしにくいDPP-4阻害薬などの新しいタイプの薬が広く使われるようになってきました。
スルホルニウレア薬(SU薬)は少し要注意
糖尿病治療に昔から使われてきた薬の一つに「SU薬(スルホニルウレア薬)」があります。
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【代表的なSU薬】 アマリール、グリミクロン、オイグルコン、ダオニール |
SU薬は、膵臓を刺激してインスリンの分泌を促すことで血糖値を強力に下げる働きがあり、多くの方に使われてきました。薬の効果が強く、安いので、とても重宝されてきた歴史があります。
しかし最近は、SU薬の使い方が見直されるようになってきました。SU薬は血糖を強く下げる反面、「低血糖」という副作用が起こりやすいからです。
もちろん、SU薬がすべて悪いわけではありません。私自身、膵臓の機能がやや低下していてインスリンの分泌が不足している方などに、SU薬をごく少量だけ使うことがあります。大切なのは「誰に」「どれだけ」使うか、というバランスだと思います。
まとめ
このブログを読まれて、すぐに心配される必要はありません。ただし、10年、20年と糖尿病の薬の内容が変わらず、時々「ふらつき」「冷や汗」「動悸」「強い眠気」などの低血糖のような症状がある方は注意が必要です。
糖尿病治療の目標も時代とともに変わっていますので、早めにかかりつけの先生とご相談ください。
また、当院では糖尿病専門医として、これまでの経験や最新の知見をもとに、お一人おひとりの不安に寄り添った治療を丁寧な診療を心がけております。ご質問や不安なことなどありましたら、「はたけやま内科クリニック」へご相談ください。
