持続血糖測定器(CGM)
CGMとは
CGMとは持続血糖測定器( Continuous Glucose Monitoring)と言います。
もともとご自宅などで血糖値を測定する際は、手先に小さな針を刺して血液を採取し、血糖測定器に血液をつけることで血糖値を測定していました。
それでは「毎回刺すたびにチクッと痛い」、「測定していない時の血糖値が分からない」、「低血糖などで意識がもうろうとした時に測れない」、「神経障害や麻痺などで手先がうまく使えない人は測定できない」、「寝ている時に測定できない」、「そもそも面倒」など多く問題がありました。
そのため、血糖値を24時間・寝ている時も測定できて、患者さんの負担を減らすこともできることを目的として開発されたのがCGMです。
これにより、患者さん自身が血糖の変動をすぐに分かり、食事や運動、インスリン投与のタイミングなどを柔軟に調整できるようになりました。
特にアラーム機能もあり、低血糖や高血糖のリスクを事前に察知できるため重症化を防ぎやすくなり、安全性が飛躍的に向上しました。
また、過去の血糖パターンを可視化することで、医師との相談時に、より正確な治療方針の決定が可能になりました。
CGMの測定方法は
にの腕などに専用のセンサー(500円玉くらいの大きさ)を装着し、無線(主にBluetooth)でご自身のスマートホンや専用モニターに定期的に血糖値が表示されます。
測定期間は10日〜14日間(機器によります)で、装着したままでお風呂や水泳も可能です。期限が過ぎたら外し、再度新しいセンサーを装着します。
現在主に使用されている持続血糖測定器(CGM)は、アボット社の「FreeStyleリブレ2」と、Dexcom社の「G7」です。
当院ではどちらも対応しておりますので、ご相談の上、患者様に合った方を選択していただきます。
それぞれの機器の外観イメージを下に掲載しています。
「FreeStyleリブレ2」

「G7」

rtCGMの対象は
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1型糖尿病の方
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インスリンポンプ(CGMと連動している機器以外)使用中の方
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2型糖尿病でインスリン治療をしている方
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2型糖尿病でインスリン治療をしていない方で要件をみたす方(選定療養などで実施可能になります)
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