甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症とは
甲状腺機能に障害がおこり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうことによって様々な症状があらわれます。
甲状腺ホルモンが増えてしまう原因としては、甲状腺の機能が亢進してホルモンが過剰に分泌されるケース、甲状腺の炎症によって細胞が破壊されホルモンが血中に漏れ出てくるケース、治療薬や無認可のダイエット薬などで甲状腺ホルモンをたくさん摂取し過ぎてしまうことが主な原因です。
このうち甲状腺ホルモンの分泌が増えてしまう代表としてバセドウ病があります。
バセドウ病とは
甲状腺機能が亢進する疾患の中では一番有名で、別名をバセドウ氏病、グレーブス病とも言い、自己免疫疾患の一つです。
甲状腺ホルモンは、下垂体で分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)が受容体(レセプターとも言います)を刺激することで分泌されます。何らかの原因で、このTSH受容体に対する抗体が作られてしまい、常に受容体が刺激され続けることで、甲状腺ホルモンが作られ、大量に分泌することになります。抗体がなぜ作られるのかは、はっきりとはわかっていません。
バセドウ病の症状
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動悸が激しい
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汗が多い、暑がりになってきた
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手がふるえる、細かい文字が書きにくい
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なぜか体重が減ってきた
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疲れやすくなってきた
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急に下痢がちになってきた
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イライラする
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眠れなくなってきた
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目が飛び出てきた
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月経不順になった
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不妊
など
バセドウ病の検査・治療
血液検査が基本になります。甲状腺ホルモンの高値、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の低値、抗甲状腺抗体(TRAb)の有無などを調べます。また、頸部の超音波検査も行い、甲状腺の血流の状態、腫れなども調べて総合的に判断します。
また合併症の有無を調べるため、心電図検査、心臓超音波検査なども行います。
治療に関しては、薬物療法、アイソトープ療法、手術があります。専門的になりますので、必要に応じて治療可能な専門施設へご紹介します。
