シンプルな治療をめざして
糖尿病治療は「その人に合った方法」で
糖尿病のお薬にはたくさんの種類があります。飲み薬だけでなく、インスリンや最近注目されているGLP-1受容体作動薬など、注射薬もあります。注射の頻度も、週に1回から1日に4~5回までさまざまです。
治療方針は、患者さん一人ひとりの病状やライフスタイルに合わせて決めていくことが大切です。
-
心臓の病気を合併している方には、低血糖を避けるために、治療をやや控えめに。
-
骨折や体力の低下が心配される方には、過度な食事制限を避ける。
といったように、きめ細かな配慮を行います。
また、治療はできるだけシンプルにすることを心がけています。
-
現在1日4回インスリンを打っている方でも、1日1回で済む方法がないか検討します。
-
昼の内服が難しい方には、1日3回の内服を2回に変更できないかなども相談しながら調整します。
現在、他の病院で治療を受けている方も、ぜひ一度ご相談ください。糖尿病専門医として、より良い治療の選択肢をご提案いたします。